「東北地方(主に青森)にはこんな郷土料理があります!」というご紹介記事です。どんなご当地の食べ物があるか興味のある方は是非参考にして下さい。

春の八甲田山♪ 日本百名山の一つです!
東北の中でも北海道に近い寒さの厳しい場所で主に食べられている郷土料理になります。少し寂しい雰囲気があると思いますが、寒さの中で結構たくましく生活しています。どんな料理を食べているのかな?と興味がありましたら、是非参考に見て頂けたら嬉しいです!
あんこうのとも和え
「あんこう」といえば広く知れ渡っている料理は「あんこう鍋」ですよね。私も主人と共に飲食店をしているので、鍋は当店でも冬にメニューで出しており、好評を得ています。
ですが、この「あんこうのとも和え」は温かい「あんこう鍋」とはちがい、冷たいまま食べるのです。
材料は
- あんこう
- 味噌
- 砂糖
- 酒
作り方は
私の実家では肝をフライパンで煎って味噌、砂糖、酒で調味し、茹でたあんこうの切り身を混ぜたら完成でした。あんこうは身だけで無く軟骨などもすべて使います。
イカメンチ
「イカメンチ」は名前から想像出来ると思いますが、いわゆるイカのハンバーグです。
材料は
- イカの下足
- 玉ねぎ
- 卵
- 小麦粉
- 味付けは塩コショウ
作り方は
イカ下足を包丁で細かく切り刻み、更に重さのある包丁で叩いてかなり細かくします。だいぶ形が無くなって、滑らかな状態になったら、みじん切りの玉ねぎを加えて混ぜ、繋ぎに玉子を加えてしっかり混ぜ小麦粉も混ぜ、塩コショウで味付けします。
油を引いたフライパに、直径5~6㎝位、厚さ1㎝くらいにして弱火で焼きます。

※下足が大サイズ位の分量なら、3杯分に対して 玉ねぎ1/4位、玉子小玉1個位、小麦粉大さじ1位でしょうか。ぜひ、目安にしてください。今は文明の利器があるので私のような苦労はいらないですね。
茄子の赤シソ巻き
茄子を縦8等分くらいに切ってそれを調味した味噌を塗って一切れずつ赤じそで巻いて焼く、という料理です。
材料は
- 茄子
- 赤シソ
- 味噌
- 酒
- 砂糖
作り方は
茄子のヘタを切り落として縦8等分くらいに切り、味噌、酒、砂糖を混ぜた物を塗った赤シソで茎のほう側から巻きます。油を引いたフライパンで焦げないように焼いたら完成です。
※一切れずつ巻くのに、結構手間がかかり味噌が入っているのとシソ自体も焦げやすいので簡単だけど面倒な一品ですが、美味しいですよ(^^)/
ハタハタの田楽
「ハタハタ」という魚ですが、日本海側で多く獲れる魚のようで、東京や神奈川ではあまり目にする事はありませんでした。
最近では、流通が良くなり目にする事もたまにありますがあまり一般的に食卓に出る魚では無いので、知らない方も多いかも知れません。
材料は
- ハタハタ(オス)
- 味噌
- 酒
- 砂糖
作り方は
ハタハタの頭を切り落として、グリルで焼く。最後に味噌、酒、砂糖を混ぜた物を焼いた魚の片面に塗り、再度焦げ目が少し付く位に焼いて完成です!
※地域や各家庭によって好みが違うようで、上記は私の実家の好みでオスを使っていますが、卵ズルズルのメスを好んで使う家庭もあります。ただ、火の通りは悪いのでメスの場合はじっくり焼かないと中々火が通らないかもしれませんね!
食べ方も、少し独特で、実家だけだったのかも知れないですが、ハタハタの横を軽く押して、ほぐすようにしてから骨を頭側からすっと抜いてそのまま食べるのです。なので片面にしか味噌を塗らなくても美味しく食べられます。
まとめ
こうして改めて材料を見てみると、味噌、酒、砂糖を使う料理が多いのが特徴的な感じがします。雪が多い寒い地方だったので、味噌で体を温める料理が多かったのだなとしみじみ思いました(^^)/
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