お店で飲食をすると高い!と感じるお子さんや大人の方はいらっしゃると思います。そう感じている方の疑問に簡単に説明させて頂きたいと思います。

なぜ?スーパーで買うと安いのに…
「あのお店では250円で売ってたのに座って飲んだだけで500円って高い!」と思った事はありませんか?私はあります!でも、居酒屋を経営する側になって初めて詳しい事情を知る事が出来たので、疑問にお答えしたいと思います。
値段はおおよそこうして決まる
まず、価格のつけ方は、そのお店が自由に決められるので、それぞれ考えて設定していると思います。
そして、その価格を決めるにあたって重要なのが、「経費」です。大まかな物は下記のような物です。当店は居酒屋なので、居酒屋の価格の決まるおおよその経費の種類です!
個人店の場合
- 仕入(お酒類や食べ物)
- 水道光熱費
- 家賃(建物や駐車場など)
- 消耗品(燃料や箸など色々あります)
- 雑費
- 人件費
大手チェーン店(企業)などの場合
- 仕入(お酒類や食べ物)
- 水道光熱費
- 家賃(建物や駐車場など)
- 消耗品
- 雑費
- 人件費
- 広告費(出している場合はチラシなど)
- 運営費(営業さんや事務員さんなどが必要)
個人と企業では経費のかかる物がだいぶ違ってきます。企業さんだと、商品はとても安く仕入れられると思いますが、人件費などは個々にかかってくるので、結構大きい出費だと思います。
反対に、個人の場合、仕入はどんなにがんばっても、企業さんのように安くは買えませんが、人件費は家族の場合が多いので、あいまいです。(私の時給いくら?200円位?て感じです(T_T))
大まかには、このように経費がかかりますが、ここに利益を乗せて価格を決めます。なので当然ですが、仕入価格や、家賃、人件費、これらは場所によって金額が違うため、売値も変わってきます。
店舗を出す場所の賃貸価格の相場の違い

一番わかりやすく言うと、東京の主要都市で店舗を借りた場合と私の住んでいる神奈川の店舗だと平均が下記のようになります。
場所 | 賃貸平均1坪 | 20坪の店舗を借りた場合 |
2024年渋谷区(飲食店ドットコムさん調べ) | 38,895 | 777,900 |
2024年相模原市緑区(飲食店ドットコムさん調べ) | 13,437 | 268,740 |
上記のように場所によって3倍くらい違います。もっと高い所や安い場所もあるのでその差はかなり大きい事がわかると思います。
お店の形態によっても価格が違う理由
例えば、生ビール1杯の値段が、食事を中心にしている食堂さんやラーメン屋さんのようなお店で、400円、居酒屋だと500円だったりすると、当然高いと思いますよね?
しかし、それにはきちんと訳があって、ご飯を食べる事を目的としたお店と、お酒を飲む事を目的にしているお店は、基本的にはお客様の滞在時間が全然違います。
お店の種類 | おおよその滞在時間 |
食べ物中心のお店(食堂など) | 1時間以内 |
居酒屋 | 3時間以内 |
喫茶店 | 2時間以内 |
上記のようにお店の形態によって、滞在時間が全然違うので、3時間となると回転などは少なく、薄利多売は望めない場合が多いです。(控えめに書いていますが、当店では、ほぼ開店から閉店まで滞在するお客様も結構いらっしゃいます!5~6時間位(;^ω^))
戦略・立ち飲み 長時間立って飲むのは厳しいので、滞在時間が短い分、通常の居酒屋よりは価格を下げられると思います。
喫茶店 喉が渇いて一杯だけ飲んですぐに出る場合「高い」かもしれませんが、珈琲一杯で3時間位ねばる方もいらっしゃると思うので、高めに設定しているのは仕方がないと思います。
時間はお金なので、人が動けば人件費は発生しますので、その場所を提供するために、お店側は、開店前から時間を使って人が動き(掃除したり)(仕込みをしたり)、光熱費がかかり、快適に過ごせる空間を作っています。
考え方としては、その価格は「もとの商品単価」+「場所や物を用意する人」+「場所」と考えて、ご理解頂けると良いと思います。
読んで頂いてありがとうございました。
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